1月21日は、今年最初の稽古。台子のお点前をいたしました。真台子に皆具を並べ、棚の上には裏千家十一代玄々斎好みの曙棗を置いての濃茶点前、薄茶点前です。台子を使ったお稽古は久しぶりで、火箸の扱い方や柄杓の扱いに戸惑ったり、濃茶と薄茶の扱いの違いをついうっかり間違えてしまったり、いろいろありましたが楽しくお稽古できました。

 お正月ということで、お菓子は「志むら」の「花びら餅」を、縁高(ふちだか)でいただきました。縁高一段に一つずつ花びら餅を入れて、蓋の上には人数分の黒文字を置いて、縁高の扱い方の練習もいたしました。 花びら餅には野菜のごぼうが使われているのですが、志むらさんの花びら餅は、ごぼうの香りが控えめ。味噌餡がたっぷりと入っていました。

 でも、この日一番のトピックは「雪」です。目白は午後から雨。時折雪が混じるお天気でしたが、庭園に雪の降る様は大変美しく、茶室から雪見障子を通して見る景色は実に見事。悪天候の中お稽古に出席された皆さんにとって何よりのご褒美となりました。

 ただし、雪に見とれて、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。残念なことです。