流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2019年11月

2月も赤鳥庵での稽古は中止します
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11月27日のお稽古ー花月之式

 雨の水曜日、久しぶりに花月之式のお稽古を致しました。
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 これには事情があって、本来なら先週20日が11月2回目のお稽古日だったのですが、稽古場のお部屋が一部屋しか取れなかったのでご都合のつく方にはこの日の午前の稽古に回っていただいたのです。

 午前の茶室利用は9時から12時までの三時間。三時間の間に準備から片付けまでとなると、お一人お一人の稽古時間が十分に取れません。そこで、五人一組で行う花月之式(花月)のお稽古となったのでした。

 花月は江戸時代中期のお家元である八代又玄斎一燈が兄である表千家七代の如心斎と相談して作られた「修練」のためのお稽古です。ふだんのお茶の稽古では美味しくお茶を点て、美しい所作で点前をすることが第一ですが、花月は五人で息を合わせて素早く的確に動くことが強く求められます。

 裏千家には花月に様々なバリエーションがあり、基本となる平花月の他に結び帛紗花月、投込み花月、濃茶付花月、炭付花月、香付花月 などなど、なんと十種類以上の花月があります。

 この日は基本の平花月と濃茶付花月を致しました。

花月札


 折据と呼ばれる小さな箱の中から札(写真上の段の松の絵が札の表側、下の段が札の裏側です)を引いて、花の札の人が薄茶を点て、月の札の人がお茶をいただきます。平花月ではこれを四回繰り返します。濃茶付花月では一番最初に月の札を引いた方が濃茶を練り、まずこれを五人全員でいただきます。その後薄茶三服を平花月と同じ形式で繰り返します。

 五人のうちお一人は初めて花月をなさる方でしたので、果たしてうまくいくかしらと私も心配だったのですが、I先生の的確なご指導でなんとか最後まで終えることができました。

 初めて花月をされる方には平花月だけ参加していただいて、濃茶付花月は見学に回っていただく心づもりでしたが、当日急な欠席の方があり、ぶっつけ本番で平花月と濃茶付を両方体験していただくことになってしまいましたが、よく頑張ってくださったと思います。

 さて、この日のお庭の様子もご紹介しておきましょう。目白庭園は紅葉真っ盛りです。茶室の窓から見える景色もこの通り。

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 この日ばかりは美しい紅葉を見ながらお稽古ができる私たちは本当に幸せ者だなぁと思いました。 

11月20日のお稽古ー平点前を中心に

 木々の色が少しずつ鮮やかに染まりつつあります。爽やかな秋の午後、流水会の11月2回目のお稽古です。
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 11月は庭園主催のイベントが続いて赤鳥庵の空き日程がいつもより少ないため、この日は初心者優先でのお稽古としました。

 いつもなら稽古の準備は手慣れた方が手伝ってくださるのですが、この日は準備の段階から初心者の皆様にお手伝いいただきました。お湯を沸かし、炉縁や釜の用意をし、風炉先屏風やお棚を出し、棗に茶を入れ、茶碗を清めて水指や水次に水を入れ、すぐにお点前ができるように茶道口に並べる。

 お茶のお稽古を始める前には多くの準備が必要です。初めてお手伝いをしてくださった方にはなかなか新鮮だったのではないでしょうか。

 お稽古は炉を開けて間もないので薄茶・濃茶の平点前を中心にいたしました。炉での点前は風炉の時とは座る場所や道具を置く位置が変わってきます。戸惑い気味の方も多かったのですが、少しずつ思い出しながらのお稽古となりました。
 
 入会して間もない皆様は割稽古と盆略点前のお稽古です。お茶の点前では釜の前に座って柄杓で湯や水を汲むのですが、初めての方には釜と柄杓は使わず、鉄瓶や薬缶を使ってお湯を入れて茶を点てるお稽古をします。裏千家ではこれを盆略点前を呼んでいます。

 この日は三人の方が盆略点前のお稽古をされましたが、そのうちのお一人 Aさんがこの日お着物を着てお稽古に来られました。髪型も整えて、きちんと着付けして来られたので私もびっくりしました。これまでとくに和のお稽古ごとをされていたというわけではなく、着物がお好きなのだということでしたが、とてもよくお似合いでした。

 そして、この日はもう一つ事件が。

  夜までお稽古をしてさぁ帰ろうと思ったら、お菓子が四つ余っていました。残った数が多すぎる、ということは誰かお稽古中にお菓子を召し上がっていないはずです。多分、夜に盆略点前のお稽古をされた方々ではないかと思います。

 お稽古では必ず生菓子が一つ出ます。これでお茶を一服召し上がっていただく約束になっていますが、その場に出ていた干菓子でお茶を召し上がられたのでしょう。申し訳ないことをしてしまいました。次回からはよく気をつけます。

 さて、庭園の景色も少しだけご紹介しましょう。 
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 紅葉の季節到来、といった趣です。まだ本番はこれからだと思いますがお天気の良い日の午前中などお近くの方は散策にいらっしゃると楽しいのではないでしょうか。

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 23日から始まるライトアップの準備も着々と始まっていました。ふだんは夕方五時には正門が閉まりますが、23日から12月1日までは夜間にライトアップとさまざまなイベントが行われるそうですよ。
 

11月6日のお稽古ー炉開き

 11月は別名を「茶人の正月」と言います。炉を開くという行事と、今年取れた抹茶を初めて味わう「口切」の行事が重なるためです。昔は11月の炉開きに合わせて畳を新しくしたり、障子を張り替えたりしたのだそうです。

 流水会のお稽古場である目白庭園赤鳥庵は区の施設ですので、私たちにはそこまでのことはできませんが、「炉が開く」ことを祝ってこの日のお稽古では始めに皆様で「席入り」をして一緒にお濃茶を一服ずつ味わいました。
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 炉開きのお菓子にはぜんざいやお汁粉をいただく方も多いと思いますが、私たちは毎年亥の子餅です。亥の子餅の歴史は古く、源氏物語にもその名が出てくるそうです。平安時代には無病息災を、鎌倉時代以降の武家社会では子沢山の猪にちなんで子孫繁栄を祝って亥の月(旧暦十月)の亥の日に餅を食べるという習慣がありました。

 炉開きも亥の月亥の日に行うのですが、これは陰陽五行説で亥は「水」にあたるため、火災除けの意味があります。こう考えると亥の子餅というのはとてもおめでたい縁起もののお菓子だと言えます。

 さて、お稽古の方は濃茶平点前、薄茶平点前、続き薄茶(濃茶に続いて薄茶を点てる)など基本からおさらいです。上級チームの方々は寒雲卓という棚を使い、初心者チームの方々は丸卓を使った点前と運び点前、入門して間もない皆様だけは盆略点前と、夕方に30分ほど休憩時間をとっただけで朝から夜までフル回転の一日でした。

 お庭の様子も少しご紹介しておきましょう。
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 11月に入ってようやく赤鳥庵前の秋明菊が満開になりました。目白庭園の秋明菊はとても育ちがよく、まるでコスモスのように背丈も立派ですが、茶花としては風炉の花になります。
 
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  庭園の木々も少しずつ紅葉が始まっています。赤鳥庵の紅葉の見頃は毎年十二月の初旬ですが、今年は少し早めかもしれません。
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 早くも真っ赤に染まっているのはドウダンツツジ、別名を満点星ともいいます。

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 庭園入口を入ってすぐ左側では山茶花が咲き始めました。白の八重咲きでとても華やかです。

 目白庭園では 23日から夜間のライトアップが始まります。この期間は夜九時半まで庭園に入れるそうです(夜間入園料200円がかかります)。この間は毎日のように様々なイベントが夜行われるそうです。楽しみな反面、私たちはこの間夜のお稽古ができず少し残念ではあります。
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