流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2019年10月

2月も赤鳥庵での稽古は中止します
3月10日(水)3月24日(水)
4月7日(水)4月21日(水)
流水会のWebサイトはこちら
流水会のFacebookページもご覧ください

10月16日のお稽古ー中置

 先週末の台風19号による大雨で都内のあちこちで浸水の被害が出たそうですが、あれから四日。目白庭園は落ち着きを取り戻していました。お天気は曇りです。
kDSLKnAgTruLmiEtTsRkWQ

 お稽古は前回に引き続いて中置、I先生が五行棚をお持ちくださったのですが上級チームの皆様はご欠席の方が多く、お稽古に来られた方はその分たっぷりとお稽古をすることとなりました。

 上級チームの人数が少ない分、入門・初級チームは大にぎわい。先月と今月とで合計四名の方が新しく入会されたこともあって、午後から夜までほぼ途切れることなくお稽古が続きました。

 茶室の貸し出し道具の中に金継ぎされた楽茶碗がありましたので、中置で濃茶点前をする方にはそのお茶碗を使っていただきました。継いだ跡のある茶碗を使ったのは十月が名残の季節だからです。

 昔は十月までは前年に取れたお茶を使い、十一月になって初めてその年取れた新しいお茶をいただいたそうです。冷蔵技術のなかった時代には十月のお茶は色も少し変色して、風味も落ちていたことでしょう。そこでこの時期には金継ぎした茶碗などを使い、その侘びた風情を味わったといいます。お花も残花(ざんか)といって、秋の野の花を何種類も花入に入れます。

 お茶を点てるお稽古、菓子やお茶をいただくお稽古の合間にそんなお話しを皆様にしていたら、あっという間に夜になってしまいました。この日は稽古中に写真を撮る余裕がなく、稽古を終えて外に出てみるとちょうど東の空から月が上ってきたところでした。外は涼しいのを通り越して少し肌寒いくらいで、季節の歩みを感じました。
w0fOvChlQvinrC63u554KA

 最後に庭園の様子をご紹介します。写真は稽古が始まる前に夫が撮ってきてくれたものです。

 金木犀が咲き始めました。「目白庭園にキンモクセイなんてあったかしら?」と思ったのですが、写真を撮った夫によるとやはり香りで気がついたそうです。
j7da%9kmQdKVeRef6+puJQ

 こちらの白い花は八重のクチナシ。本来夏の花なのですが、一つだけ咲き残っていました。
8S7oKWQrSvCRh067FnQt2w

 赤鳥庵前の秋明菊は今年はまだポツリ、ポツリです。いつ満開になるのでしょうか。
LfmlOjaCSJCagEuTYMXseA

 そしてこちらは紀伊上臈杜鵑草(キイジョウロウホトトギス)。実をいうと私はかなり長いあいだこの花のことを黄色ジョウロウホトトギスだと思ってました。
HFDPOl9DQkyaX2ajbYPA3w
 
 次回のお稽古は11月。いよいよ炉開きです。 

10月9日のお稽古ー小板で中置

 10月になってようやく暑さも一段落、朝夕は涼しさを感じられるようになってきました。空の青さにもどことなく秋の気配が漂います。
6V8yozNZROaTcHd7AzVdqQ

 さて、久しぶりのお稽古は中置です。中置はこれまでお客様から遠い場所に据えていた風炉を、少しだけお客様の側に寄せて、畳の中央に風炉を据えることを指します。

 お茶のお点前というのは「点前の手順」「道具の位置」「所作」という三つの要素で構成されているとよく言われますが、中置というのはこのうちの一つ「道具の位置」がふだんの風炉の点前とは異なります。左にあった風炉が中央にあり、右にあった水指が左に置かれる。大きな違いはこの2点だけなのですが、慣れないうちはこの違いに戸惑います。

 お点前の手順は普段と何ら変わりはないので、やってみるとあまり難しいことではないのですが、集中力は必要ですね。この日は初めて中置でお稽古する方も何人かいらっしゃいました。水指が細長いことに驚かれたり、目の前にある柄杓の柄が気になったり、皆様の反応がとても新鮮でした。

 この日のお稽古ではお干菓子として先日京都・裏千家の秋茶会の帰りに買ってきた「ふのやき」をお出ししました。
FltIY03lTSiahyOB2CEgOQ

 この菓子は今は亡き千登美子夫人(大宗匠の奥様)が考案されたもので、裏千家茶道を習っておられる方にはお馴染のお菓子です。製造は末富さんですが、買える場所が限られていますのでお稽古以外ではなかなか頂く機会の少ないお菓子です。

  ご存知の方もあるかと思いますが、もともと「ふのやき」というのは千利休の茶会記に出てくる菓子の名です。利休様の時代はまだ日本でお砂糖が作られていませんでしたから、お茶会の菓子は今とは全然違いました。当時のふのやきは小麦粉を水でといたものを薄く焼いたクレープ状のものに味噌を乗せてまるめたものだと言われています。

 甘くて少ししょっぱい現代のふのやきをいただきながら、利休様の作られたふのやきとはどんなお味だったろうかと想像するのもまた楽しいですね。

  さて、庭園の様子ですが秋空の下、いくつかの花々の写真を夫が撮ってきてくれましたのでご紹介します。

0Y1Lp4JQSrafVpS6r4y+5A

 杜鵑草です。こちらはタイワンホトトギスの一種のようです。

P9Pt7%1kR4OMIwLJ42rXEA

 そろそろ終わりかと思っていたピンク色の萩の花、今はあちこちで咲いているようですね。 

 今週末には大型の台風が関東に襲来するそうです。庭園の木々に被害が出ないと良いのですが。お稽古は次回もまた中置の予定です。 

10月の抽選会ー白と赤の競演

 10月3日は12月分の利用者抽選会でした。先月に比べれば集まった人数は少ないとはいっても30名ほどでした。えいっと引いた抽選番号は21番。それでもなんとか水曜日を2回予約することができました。

 日中はまだ汗ばむ暑さですが、朝晩は随分涼しくなりましたね。目白庭園もようやく秋の気配が漂い始めた感じです。

 赤鳥庵の前では秋明菊が咲き始めました。今年は例年以上に背丈が伸びているので、写真を撮るのも一苦労です。
u7cIcqqoS7GLJ5OKrv9%ow

 こちらは水引(ミズヒキ)です。赤いポツポツとした小さな花が咲きますが、写真ではピント合わせが難しい。
KTd94m2qRrCwnxgm9yDduQ

 庭園ではピンクの萩がそろそろ終わりかけていましたが、白萩はまだ花の盛り。
eSeEXUQNQ2eiNpUDOzJETw

 そして、こちら。ススキの穂がきれいに風になびいて見頃でした。毎年見る光景ですが、 今年はとりわけ見事です。
%gabd%mBTSS4%q%2gcatuQ
 
 さらにこちら、彼岸花です。今年は全般に彼岸花の咲くのは遅いように思います。というより目白庭園で彼岸花を見かけたことってこれまであったかしら。アゲハ蝶が停まっていました。
tDe7Lny6QIOGsNC1SXyt5A

 少し前まで花の影もなかったのに、今日は白い花と白いススキと真っ赤な彼岸花の競演が見られました。
 

9月26日 裏千家の秋茶会

 東京でお稽古をしていますと、日頃はなかなか京都の裏千家とのつながりを実感することが難しいのではないかと思います。私自身もたまに師匠から伺う京都のお話を、何か夢物語のように聞いていた覚えがあります。

 そんな私にも京都の裏千家からお茶会のご案内があり、この度京都の裏千家で開かれた「秋茶会」に初めて参加して参りました。いつもはお稽古の様子を発信しているこのブログですが、貴重な体験でしたので簡単にご報告いたします。

 茶道会館で受付を済ませた後、改修の終わった兜門をくぐって裏千家の大玄関を上がり、まずは抛筌斎でお道具の拝見。待合は無色軒でした。その後は茶道会館の平成茶室・聴風の間でお家元様と奥様のお迎えを受けたのちお濃茶です。お点前は和泉宗陽様でした。

 続いて平成茶室二階の点心席、茶道会館での薄茶席でした。薄茶席のおもてなしは業躰先生方。東京の裏千家ゼミナールでご指導を受けたことのある先生のお点前を拝見するのは新鮮でした。

 お茶席でも、点心席でもお運びは業躰先生方やお水屋さんなど全員が男性。ご案内の方も全員男性で、ふだん女性がほとんどのお茶会に慣れている身にはとても不思議な心持ちが致しました。

 裏千家に伝わる様々なお道具を拝見し、お家元様のお話を直に伺える貴重な経験でしたが、私が一番驚いたのは改修中と伺っていた裏千家の建物に一部とはいえ入れたことでした。改修は来年六月には終わるそうです。

 改修が終われば「宗家訪問」が再開されるとのこと。流水会の皆様にも茶室見学の機会があると思います。これまではほとんど立ち入りを許されていなかった、今日庵や又隠といった裏千家を代表する茶室もいずれ見学できるようになるのだとしたら、とても楽しみなことですね。

 写真は一枚だけ。兜門の前でご案内をされていた方にお願いして撮っていただきました。この日は緊張でガチガチだったのですが、得難い経験をさせていただきましたことにお家元様や裏千家の皆様方に心から感謝したいと思います。

ZAw7YlG2QKenSc8LNI9W7g


  
 
ギャラリー
  • 2月の抽選会
  • 2月の抽選会
  • 2月の抽選会
  • 2月の抽選会
  • 2月の抽選会
  • 2月の抽選会
  • 1月27日のオンライン稽古ー絞り茶巾
  • 1月27日のオンライン稽古ー絞り茶巾
  • 3、4月の東京地区の茶会は中止です
プロフィール

soujun

メッセージ

名前
メール
本文