流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2018年02月

2月も赤鳥庵での稽古は中止します
3月10日(水)3月24日(水)
4月7日(水)4月21日(水)
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2月14日の稽古ー小習を中心に

2月14日はいつもとはお床が少し違いました。早めの利休忌?いいえ違います。こんなにお床が賑やかなのには訳があるのです。

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一つには11月に申請していたお二人の方の許状が届いたためです。利休居士のお軸をかけて、許状をお読み上げしてお渡しいたしました。

許状の隣はお茶とお菓子、そしてお稽古には珍しく香合がかざってあります。この香合は「くくり猿」で背中に梅の模様がついています。実は、亡くなられた師匠のお誕生日が近いのでそれにちなんだものです。師匠は申年の2月生まれでした。

ご高齢のため昨年末に亡くなられたのですが、何かの形で先生を偲びたいと思って準備していたところ、ちょうど許状が届いて二つが重なったというわけです。
 
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床の花は猫柳と椿(太神楽)、花入は萩焼です。この日はご見学の方あり、許状のお渡しがあり、お稽古の人数自体はさほど多くはなかったのに大変忙しく、お庭の写真を撮る暇もありませんでした。 

今年は寒さが厳しく梅の咲くのも遅いようですが、目白庭園の門を入ってすぐの白梅がようやく一輪花をつけていました。 

冬の特別稽古ー台目・大炉

 流水会は普段は目白庭園の赤鳥庵でお稽古していますが、裏千家には様々な茶室に応じた点前があり、中にはどうしても赤鳥庵での稽古が難しいものもあります。2月4日の日曜日に郊外の茶室をお借りして、台目と大炉の特別稽古を実施いたしました。

 参加者は五名。思ったより少なく私としては非常に残念だったのですが、人数が少ない分一人一人密度の濃いお稽古ができました。

 こちらが今回お稽古した台目席です。三畳台目・下座床のお茶室で、点前畳の勝手付側には色紙窓があり、中柱に袖壁がつき、仕付棚も付いています。客の座る場所の後ろに三畳の控えの間があるという構造になっていました。小間ですので炉縁は木地。こちらはお茶室の備品の桑の炉縁です。

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 天井は平天井、化粧屋根裏、点前座が落天井になっている典型的な三段構成です。この構成ですと、お正客の座る位置は床前になりますね。普段あまり見慣れない小間の茶室の構造を簡単にご説明してから、初炭点前と濃茶のお稽古をしました。

 台目のお点前の稽古は一般には広間に台目棚を置いたり、運びでしたりすることが多いかと思います。私もこれまでそうした稽古しかしたことがなかったのですが、実際に小間の茶室で点前をしてみると様々な発見があります。

 まず、手元が大変暗い。床には軸が見えるように電気の照明がありましたが、茶室の照明は窓から入る日光だけで、炉の方を向いて点前をすると、炉中も茶碗の中も大変暗いのです。炭手前の湿し灰がきれいにまけたのかどうか、お抹茶がどれくらい茶碗に入っているのか、柄杓で茶碗に入れた湯の加減などを目で見て確かめることはできません。

 でも、その一方で客座から点前座を見ると、水指や茶入、茶筅などが逆光でシルエットになって浮かび上がります。釜のたぎる松風の音、立ち上る湯気にも風情があり「この茶室にいると、いかにもお茶をやっているという気がします」と皆様からもお声が上がりました。

 午後からは六畳の茶室で大炉を使って初炭と絞り茶巾です。大炉は裏千家十一代の玄々斎宗匠が田舎家の囲炉裏を見て発案された、普通の炉より一回り大きな炉ですが、逆勝手といって点前畳の左側に炉を切るのが約束です。京都の裏千家では厳寒の時期のみこの大炉を開くのだそうです。


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 炉に下火を入れる前に、交代で炭を置く稽古を何回かした後に本番の炭手前をしました。こちらの部屋は照明もあって明るかったので、各人が置いた炭の具合もよく見えました。筒茶碗を使っての絞り茶巾はほぼ一年ぶり、それを逆勝手でやるのですからなかなか大変でしたが、皆様熱心にお稽古してくださいました。

 なかなかできない台目席の稽古と大炉の稽古、両方を1日で行うのはちょっと欲張り過ぎではないかとも思いましたが、この稽古は私自身もとても勉強になりました。皆様とうまくタイミングが合うようでしたら、来年もぜひチャレンジしてみたいと思います。

2月の抽選会

 溶け残った雪がまだ庭のあちこちに残る2月1日、4月分の利用者抽選会が行われました。参加者は20名あまり。今回は4月の土日狙いの方が多かったのと、私の抽選番号もまずまずだったおかげで、無事に水曜日二回の予約ができました。

 このところ、午後の時間帯にお稽古に来られる方が増えて来ましたので、4月分は試験的に昼間のみ第一・第二和室の両方を予約してみました。

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 お天気もまずまずでしたので、雪の残る庭園を散策してみました。庭園入口の白梅はまだ蕾が固いようでしたが、裏の芝生広場では紅梅が咲き始めていました。

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 芝生広場では、ちょうど遊びに来た近所の保育園の子どもたちが走り回っていました。寒いけれど春はもうすぐ。次のお稽古のときには白梅も見られるでしょうか。
 

1月31日のお稽古ー台子小習

 2018年2回目のお稽古は、先週風邪でお休みされたI先生も復帰されたので、あらためて台子の小習をいたしました。

 台子というのは棚ものの一種。台子には水指、柄杓立て、建水、蓋置をあらかじめかざりつけておき、柄杓立てには柄杓と火箸が入ります。この台子は真台子といって台子の中でももっとも格の高いものですから、 水指や柄杓立て、建水、蓋置はすべて同じ柄で揃えた「皆具」(かいぐ)を用います。
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 台子の小習をしないお稽古場もあると思いますが、幸いこの茶室には備品として台子があるという恵まれた環境なので、平点前を中心にお稽古をしようということになったのです。(ただし、皆具は持ち込みです)

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 写真はお濃茶のお点前ですが、茶入や茶杓の置き場所も小棚の場合とは違いますし、そのほかに柄杓立てから柄杓・火箸を取って扱うという仕事もあります。初級のみなさまには薄茶から、その他のみなさまには濃茶のお点前、重ね茶碗、続き薄茶などをしていただきました。

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 お菓子は「椿ですか?」とお尋ねがありましたが、葉の形が違いますね。これは椿ではなく牡丹。お菓子屋さんの付けた銘は「寒牡丹」でした。

 この日は午後のお稽古が8名、それにお母さんに連れられてきたお子さんが2人、フォーマルな台子のお点前の横では盆略点前や帛紗さばきの割稽古、3歳の男の子がお茶を飲んでいたりと大変にぎやかでした。そんな中でご見学の方もあったりで、これほどお稽古場が賑やかだったのは初めてかもしれません。

 夜のお稽古は3名。台子のお稽古の後、お時間の許す方には隣のお部屋で逆勝手をやりました。人数が少ないときの方が稽古スペースが広いというアンバランスな状況になってしまったのは、私の不手際ですが、お稽古日の二ヶ月以上前に茶室を予約するので、直前に変更ができないのは苦しいところです。

 ちょっと人数も増えてきましたので、4月以降は昼間もう少しお稽古スペースを広く確保できるようにしたいと考えております。


  
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