流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2017年03月

2月も赤鳥庵での稽古は中止します
3月10日(水)3月24日(水)
4月7日(水)4月21日(水)
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3月22日のお稽古ー長緒

 3月22日のお稽古では前回に引き続いて釣釜で長緒の点前をしました。昼間は人数も少なかったので、途中続き薄茶にしたり、長緒茶入で貴人清次をしたり、少し時間のかかるお点前にも挑戦しました。

 前回との違いはI先生がご自宅からわざわざ雲龍釜をお持ちくださったことでした。雲龍釜は筒形の小振の釜で蓋には掻き立てカンというちょっと変わった形のつまみが付いています。つまみというよりむしろ輪っかが付いていると言った方がいいかもしれません。蓋を開け閉めする時はこの輪の根元に近い部分を親指と人差し指で挟むようにして持ち上げます。 

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 また、釜の蓋の上に茶巾を置く時には、掻き立てカンを茶巾の角で向こう側に倒し、茶巾を茶碗に仕舞う時にはまた茶巾を使って手前に戻します。茶巾を置く時には置くスペースを空ける必要があるので忘れることはまずありませんが、茶碗に茶巾をしまう時にカンを扱うのを忘れる人が続出しました。

 また、蓋置には五徳を使いました。五徳の蓋置は釣釜、透木釜のように炉中に五徳を据えない場合などに用いられる蓋置で、名前の通り五徳の形をしています。向きは二本爪が前。釜の蓋を載せるとき、柄杓を引く時は輪になった方を上にして使いますが、棚に飾る時は打ち返して爪の方を上向きにします。

 掻き立てカンも五徳蓋置も、言われればどうということのない扱いなのですが、実際に手を動かしてやってみることはとても大切だと感じました。
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 さて、この日の床は利休居士のお軸に菜の花。まもなく利休忌です。利休居士の命日は旧暦の二月二十八日ですが、裏千家のお家元では毎年三月二十八日に利休忌を行なっています。菜の花を利休忌に供えるのは利休居士のお好きな花であったから、最後に活けたのが菜の花であったから、蟄居を命じられて淀川を下る時、淀の渡しの土手の菜の花をご覧になったから等様々な説があるそうですが、今となっては確かなことはわかりません。

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 利休忌にちなんで、この日はお菓子も菜の花きんとんです。銘をつけるなら「胡蝶の夢」とでもいたしましょうか。

 

3月8日のお稽古ー釣釜で

 3月になりましたので、お稽古も釣釜にしました。本来なら炉の五徳を外して小ぶりの釜を使うのですが 、私たちがお稽古に使っているお茶室は炭が使えません。電気の炉で釣釜とは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、できないことはありません。ただ、この日は茶室の備品のお釜を借りましたので、少々炉が窮屈になってしまいました。(本来、釣釜はもう少し小ぶりの、縦長の形の釜を使う方が良いとされています)
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 釣釜に柄杓を掛けると、わずかに釜が揺らぎます。ゆらりゆらりとする姿がちょうど春の暖かな風を思わせて、私はどことなくのどかな気分を味わったのですが、中には「釜が揺れるのを見ていたら気分が悪くなってしまいました」という方もあり、感じ方はそれぞれですね。

 お稽古は長緒です。長緒では大海という平たく大きな茶入を扱うのですが、仕覆の長い紐の始末があり、見ていると簡単そうですが、実際にやってみるとなかなか思うように手が動きません。やはり修練あるのみ。
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 この日のお花は太神楽という名の椿と木五倍子(きぶし)。 木五倍子は別名黄藤ともいい、藤の花を思わせる小さな花が房状に垂れ下がります。
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 裏の芝生広場にの緋寒桜にメジロが蜜を吸いに来ていました。正真正銘、これが目白庭園のメジロです。
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 抽選会の日と違って、この日は快晴。サンシュユの黄色も鮮やか。庭園の中では様々な花が咲きはじめていました。

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3月2日抽選会

 大炉稽古の翌日は、赤鳥庵の5月の利用者抽選会でした。
 気候の良い5月はさぞや混雑するかと思いきや、抽選会に集まった人数はさほど多くはなく、私も無事に水曜日を二回予約することができました。

 お天気は曇り空でしたが、庭園では黄色い花が咲き始めました。サンシュユと黄梅です。黄色はまさに春の色。元気の出る色ですね。

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 赤鳥庵の裏は白梅の盛りを少し過ぎたところ。離れた場所から見ても綺麗です。手前は紅梅、後ろは白梅、二種の梅を近景と遠景に写真を撮ってみました。

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 芝生広場まで足を伸ばして見てびっくり。先月はまだまだ先だと思っていた寒緋桜が開きはじめていました。
 
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 庭園の池の水も温んで来たのでしょうか、鯉がゆったりと泳ぐ姿も見えました。先月までは姿は見せてもじっと止まっているだけで、いかにも寒そうだったのが嘘のようです。水面に写っているのはしだれ桜の枝。そのうちこの大きな桜がいっぱいに花をつけることでしょう。今から楽しみです。
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3月1日ー特別稽古:大炉

裏千家には「大炉」と呼ばれる特別な炉があります。裏千家十一代玄々斎が田舎屋の囲炉裏から考案された炉で、通常の炉より幅、奥行き共に約10センチほど大きいことから大炉と呼ばれており、一年でも寒さのもっとも厳しい二月ごろ、およそ一ヶ月間だけ使用されます。

大炉はサイズが大きいというだけでなく、もう一つ普通の炉と大きな違いがあります。それは逆勝手であること。普通の茶室の炉は、お点前をする人の右側に切られていますが、大炉は逆勝手といって左側に切られているのです。普段、私たちは目白でお稽古をしていますが、この日は別の場所にある大炉のあるお茶室をお借りして稽古をいたしました。 

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 朝の茶室は肌寒いほどでしたが、炭手前をして大炉に火が入ると、あっという間に部屋が暖かくなりました。目白では炭が使えないので、その意味でも貴重な稽古です。
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 普段は中・上級のお稽古をされている方も、この日は全員が平点前。初炭の後は運びの薄茶・濃茶、午後は後炭と棚つきの薄茶・濃茶を代わる代わるにお稽古しました。

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 いつもとは違う茶室、違うお道具、そして逆勝手。でも、お稽古する先生や仲間は一緒です。大炉の前は一瞬足りとも空いたままになることなく、夕方までお稽古が続きました。


 
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