流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

今後の稽古予定
6月1日(水)、6月15日(水)
7月6日(水)、7月20日(水)
流水会のWebサイトはこちら
流水会のFacebookページもご覧ください

帛紗の手入れについて

 お茶の稽古では茶道具を清めたり、熱い釜の蓋の開け閉めしたりするときに「帛紗(ふくさ)」と呼ばれる布を使います。稽古で使う帛紗は、抹茶がついたままにしておくとだんだんその部分が黒ずんできます。汚れてしまったらどうしたら良いのでしょうか。

 帛紗は絹でできています。洗剤などで洗うとせっかくのふんわりとした絹の手触りが変わってしまったり、布地が縮んでしまったりするので、昔から「帛紗は洗わないもの」とされています。では、汚れてしまったらどうすれば良いでしょう? 

 まず、抹茶が付着したらできるだけ早めに帛紗同士をこすりあわせて抹茶を落とすことが大切です。それでもしばらく使っているとだんだん汚れが目に付くようになってきます。そうなったら新しいものと取り替えるわけですが、そうお安いものではないし、他の部分が綺麗なのにもったいないと思う方もいらっしゃるでしょう。

 私も汚れた部分を見ながら「ああ、もっと普段から抹茶を丁寧に落としておけばよかった」と感じることがよくあります。

 布同士をこすり合わせればついた抹茶が取れるのですから、何かもっと抹茶を落としやすい布地はないのでしょうか?実はあるのです。それはマイクロファイバーです。マイクロファイバーは化学繊維ですが非常に繊維が細く、これでこすると絹の布地の目に詰まった汚れも取ることができます。

 わたしたちに一番身近なマイクロファイバー、それは「めがね拭き用の布」です。お持ちの方は、まずはためしにメガネ拭きで帛紗の汚れをこすってみてください。めがね拭きをお持ちでない方は、100円ショップなどで購入することができると思います。帛紗同士をこするよりずっときれいになりますよ。

 帛紗のもう一つの敵はシワです。稽古が終わった後慌てて畳んだら、へんなところにシワがついてしまった。畳み方を間違えて不要な筋がついてしまった。そんなときはどうしたら良いのでしょう?

 アイロンをかける、というのは一つの手段ですがあまりギュウギュウ押してしまうと帛紗がつぶれてしまいます。私のお勧めは衣類用のスチーマーを使うことです。ハンガーにかけたまま蒸気でシワを伸ばす、「ハンディスチーマー」「ハンディアイロン」などと呼ばれるアレを使ってシワをとります。

 茶道具を清める帛紗は、日頃から手入れをしてなるべくきれいに保ちたいものですね。



4月6日のお稽古ー濃茶・薄茶・台天目など

春といえば桜、私たちがお稽古をしている赤鳥庵のある目白庭園には大きな枝垂れ桜の木があります。お稽古の日に桜がほぼ満開、ということにはなかなかならないのですが、今年は久しぶりに美しい花の姿を見ることができました。嬉しいことです。
IMG_8930

軸は「竹有上下節」です。竹という字がまるで竹の姿のように書かれているのが面白いですね。
IMG_8933

さて、お稽古の方は引き続き炉でのお点前です。入会してまもない皆様は初歩の盆略点前、初心者の皆様は薄茶の平点前、少し慣れた方々は濃茶の平点前、そして先日上級の許状を取られた方々には台天目とこの日も色々なお点前をお稽古しました。
 
また、この日もご見学の方が1名ありました。学生時代にお茶をされたご経験があり、再開するにあたってお稽古場をさがしていらっしゃるとのことでしたので「4月の間に様々なお稽古場をご見学されて、5月から始められるとよろしいですね」と申し上げました。お茶の稽古では4月までが炉での稽古、5月からが風炉の稽古に変わります。4月末が一つの区切りなのです。

ただし、初めてお茶を習う方にはこの区切りはあまり意味がありません。季節に関係なく初歩の「盆略点前」からお稽古を始めるからです。流水会でもこのところ相次いでお二人の方が入会されて、初歩の「盆略点前」をお稽古中です。

お茶の世界での経験年数も、年齢や性別も異なる方々が同じ日に茶室を訪れて、それぞれが自分にあった稽古をする。それが私達流水会のお稽古です。

次回、4月20日は炉の稽古も最後になりますので、久しぶりに上級の点前のお稽古も予定しています。初歩から上級まで、次回も様々なお点前をすることになるでしょう。

さて、庭園の様子ももう少しご紹介しておきましょう。

枝垂れ桜と並んでお庭の春を彩るハナカイドウが満開を迎えました。あまり大きくない木ではあるのですが、ソメイヨシノなどに比べると花の色が濃くとてもゴージャスな感じです。
IMG_8951

 射干(シャガ)の花も咲き始めました。シャガは中国が原産地だそうですが、この時期東京ではあちこちの庭園でよく見かける花です。
IMG_8931

花の季節が過ぎると今度は若葉の季節が待っています。

 

3月23日のお稽古ー入子点、濃茶平点前など

都内に発令されていた「まん延防止措置」が21日にようやく解除され、陽射しも日に日に高くなって、春がもうすぐそこまで来ているのを感じます。

 お稽古の方もここ数回お休みだった方々が久しぶりにお顔を見せてくださったり、新しく入会された方が初めてお稽古をされたり、許状のお渡しがあったりとなかなか賑やかでした。

お稽古では前回に引き続き釣り釜を使って入子点を致しました。前回は更好棚でしたが今回は丸卓を使いました。あいにく写真を撮り忘れてしまったのでお見せすることができません。

何人かの方には新たに濃茶のお点前に挑戦していただきました。和風喫茶などで出される「抹茶」は実は薄茶と呼ばれるお茶なのですが、茶道ではこのほかに濃茶というお茶を習います。濃茶とは文字通り「濃い」お茶。ちょうどチョコレートを湯煎にかけたときのようなとろりとした見た目です。お点前の手順も薄茶に比べると少し複雑になりますが、初めての方も頑張ってお稽古してくださいました。

茶室ではほとんど写真を撮らなかったので、今日は一枚だけ撮ってあったこちらをご紹介します。
APC_4943

季節の風物を表すお菓子はお稽古の楽しみの一つ。桜の咲く暖かな春の日が待ち遠しいですね。

では、恒例のお庭の様子をご紹介します。
IMG_3904

 こちらは梅ですね。目白庭園の梅は種類が多く、こちらの木はまだ花盛りでした。
IMG_3906

 そしてこちらはボケの花。真っ赤な色が庭園を華やかに染めていました。
IMG_3923

 そしてこちらは芝生広場の寒緋桜です。もう満開を過ぎていて、芝生にはたくさんの花が落ちていました。
IMG_3940

 庭園のシンボルツリーでもある大きな枝垂れ桜はまだほとんど咲いていませんでした。次のお稽古は二週間後、運が良ければ花吹雪が見られるかもしれません。


 
ギャラリー
  • 5月18日のお稽古ー運び点前・唐物など
  • 5月18日のお稽古ー運び点前・唐物など
  • 5月18日のお稽古ー運び点前・唐物など
  • 5月18日のお稽古ー運び点前・唐物など
  • 5月18日のお稽古ー運び点前・唐物など
  • 5月11日のお稽古ー桑子卓を使って
  • 5月11日のお稽古ー桑子卓を使って
  • 5月11日のお稽古ー桑子卓を使って
  • 5月11日のお稽古ー桑子卓を使って
プロフィール

soujun

メッセージ

名前
メール
本文